枕草子 大納言 参り た まひ て。 枕草子『大納言殿参り給ひて』現代語訳(1)(2)

『大納言殿参り給ひて』の品詞分解(敬語・助動詞など) 枕草子 / 古文 by 走るメロス

」と申したまふ。 今は明けぬるに、かう大殿籠るべきかは」と申させたまへば、「げに」など宮の御前にも笑ひきこえさせ給ふも知らせ給はぬほどに、長女(おさめ)が童(わらわ)の、鶏(とり)を捕へ持て来て、「朝(あした)に里へ持て行かむ」と言ひて、隠し置きたりける、いかがしけむ、犬見つけて追ひければ、廊の間木(まぎ)に逃げ入りて、恐ろしう鳴きののしるに、皆人、起きなどしぬなり。 し=サ変動詞「す」の連用形、する。 訳:「天皇(あるいは上皇)に申し上げる」 給ふ=補助動詞ハ行四段「給ふ(たまふ)」の連体形、尊敬語。 (私が)「夜が明けてしまったようです。 今はもう夜が明けてしまったのに、このようにお休みになってよいものでしょうか。

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『中納言参りたまひて』 枕草子 わかりやすい現代語訳と解説 / 古文 by 走るメロス

大殿籠る=ラ行四段動詞「大殿籠る(おおとのごもる)」の終止形、「寝る」の最高敬語。 ただ垣を隔てただけの隣家ですので、寝室で寝ていた妻子も、危うく焼け死ぬところでして、まったく家財を取り出すことなどできませんでした」などと言っているのを、御匣殿もお聞きになられて、ひどくお笑いになっている。 奏し=サ変動詞「奏す(そうす)」の連用形、「言ふ」の謙譲語。 」とおっしゃるので、 裳 も 、 唐 から 衣 ぎぬ は 屏 びょう 風 ぶ にうちかけて行くに、月の いみじう 明かく、御 直衣 のうし のいと白う 見ゆる に、 (私は)裳や唐衣は屏風にかけて行くと、月がとても明るくて、(大納言殿の)御直衣がたいそう白く見えて、 指貫 さしぬき を長う踏みしだきて、袖をひかへて、「 倒る な。 いらっしゃる、おられる、あおりになる。 さて、送りましょう」とおっしゃると、裳(も)、唐衣(からぎぬ)は屏風にうち掛けて行くと、月がとても明るく、直衣が真っ白に見えるのに、指貫(さしぬき)を長く踏みしだいて、私の袖を捕まえて、(大納言)「転ぶな」と言って、連れていかれるまま、「遊子(ゆうし)なほ残りの月に行く」と吟じなさったのが、またとても素晴らしいのだ。 動作の対象である天皇(=一条天皇)を敬っている。

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『枕草子』の現代語訳:147

作者からの敬意。 給ひ=補助動詞ハ行四段「給ふ」の連用形、尊敬語 天皇も目をお覚ましになって、 「 いかであり つる鶏 ぞ。 」 と誦し たまへ る、また いみじうめでたし。 大納言からの敬意。 そんな内容だったと聞いてどんなに腹を立てるでしょうか」など、御前に参上して乳母が申し上げると、また皆が笑い騒ぐ。

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枕草子『大納言殿参り給ひて』現代語訳(1)(2)

」など 尋ね させ たまふに、大納言殿の、声明王の眠りをおどろかす。 」と 奏す なり。 」などたづね させ 給ふに、 いかで=副詞、どうであろうとも、なんとかして。 問いただす意味で使われている。 」と言ひて おはするままに、「遊子なほ残りの月に行く。 さと聞きていかに腹立たむ」など、御前にまゐりて、ままの啓すれば、また笑ひ騒ぐ。

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『枕草子』の現代語訳:147

動作の対象である天皇(=一条天皇)を敬っている。 ぬ=完了の助動詞「ぬ」の終止形、接続は連用形 なり=推定の助動詞「なり」の終止形、接続は終止形(ラ変は連体形)。 「給ふ」と合わせて二重敬語となっており、動作の主体である大納言を敬っている。 (大納言)「こんなことに夢中になってしまう」と言って笑われているが、どうして、やはりこれを素晴らしいと思わずにいられるだろうか。 と、(中宮定子に)申し上げなさると、 「 げに。 さらに。 」などと、中宮様がお笑い申し上げなさるのも、 知ら せ 給は ぬほどに、 せ=尊敬の助動詞「す」の連用形、接続は未然形。

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『中納言参りたまひて』 枕草子 わかりやすい現代語訳と解説 / 古文 by 走るメロス

る=完了の助動詞「り」の連体形、接続はサ変なら未然形・四段なら已然形 大納言殿が、「声、明王の眠りを驚かす(=覚まさせる)。 」と隠しておいていた鶏を、どうしたのだろうか、 犬見つけて追ひければ、廊のまきに逃げ入りて、恐ろしう鳴きののしるに、 犬が見つけて追いかけたので、(鶏は)廊下の長押(=敷居の下にある角材)の上の棚に逃げ込んで、恐ろしく鳴き騒ぐので、 みな人起きなどしぬなり。 なほ、かかること こそめでたかれ。 大納言からの敬意。 」 推定の助動詞・終止形 と 格助詞 独りごつ タ行四段活用・連体形 を、 接続助詞 大納言殿、 ー 「いまさらに、 形容動詞・ナリ活用・連用形 な、 副詞 大殿籠り ラ行四段活用・連用形 おはしまし 補助動詞・サ行四段活用・連用形・尊敬語 そ。

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枕草子『大納言殿参り給ひて』現代語訳(1)(2)

「いみじき折の事かな」と、上も宮も興ぜさせ給ふ。 (清少納言)「明け侍りぬなり」と、ひとりごつを、大納言殿、「今更に、な大殿籠りおはしましそ」とて、寝べきものともおぼいたらぬを、うたて、何しにさ申しつらむと思へど、また人のあらばこそ、まぎれもせめ。 他の女房がいるならばそれに紛れて寝るだろう。 私(=作者)からの敬意。 動作の主体である大納言を敬っている。

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